2018/09/27 22:40


本物志向


食の安全でも触れた「便利な世の中」には、これまで触れることのなかった空想の世界のモノが時代を迎えるごとにどんどんと現実のモノになってきています。    

人の想像力や創造性は私たちの生活をより豊かにしてくれましたが、その一方で多くの不安を抱えていることも現実問題として放っておけません。  

その代表例として、携帯電話がスマホに変わり、画面越しの人との関係性を維持するために実生活を犠牲にしている話はごくごく一般的なレベルにまでなってきたのではないでしょうか。  

また、インターネットの普及により情報を知識として得るのは簡単になりましたが、ホント・ウソの見分けのつかない情報すらも消費されるものになってきています。  

本来、知識とは経験が伴ってはじめて智慧に変わるというお話しがあるように、私たちは五感で感じたもので心を作り上げ、本物に触れることにより精神性を磨いていきます。     

自分にとっての「本物」を身に着けられるようにするためには、人と出会い、おしゃべりをし、新しいことを学び、興味あるものを探求し、伝統を知り、自然の中に身を投じ、身体を動かし、芸術に触れ自ら表現をし、物を作り、音楽を楽しみ、花の匂いに包まれ、そして何より大好きな大切な人と「美味しいね」って言いながら同じものを食べ、その喜びを分かち合える仲間との時間を持つことが何よりだと信じています。     

そして本物としてこれ以上ない、私たちの命をつなぐ命あるものに感謝する気持ちを次の世代へとリレーしていきたいと心から思っています。